[ubuntu-jp:3707] Re: linux-image-virtual と -server, -generic

Mitsuru Ogino ogino @ verama.net
2011年 7月 17日 (日) 07:53:57 UTC


YOSHIDA さま:

荻野です。

Fumihito YOSHIDA said the following on 11/07/17 1:19:
> 他の質問の答えもかねていますが、-virtual は、「いろいろな仮想マシン上で
> Ubuntuを動かす上で、必要と思われるモジュールだけを含めたカーネル」です。
> 基本的には-serverのサブセットです。

なるほど。


>> ただ、10.04.2 インストール直後 linux-image-2.6.32-28-server が入ってい
>> る状態で、apt-get install linux-image-virtual を実行すると、
>> linux-image-2.6.32-33-virtual が入りますが、この状態で再起動すると、
>> uname -a で 2.6.32-33-server と表示されます。これは -virtual が
>> -server 相当という意味なのでしょうか。
> 
> これは微妙な感じですが、GRUBの設定で、-server のエントリの方が
> 優先される状態になっていないでしょうか。

linux-image-2.6.32-28-server
linux-image-2.6.32-33-virtual

がインストールされていれば、-server の方が優先されているなら -33-server
ではなく -28-server と表示されるように思ったのですが。週明けにでも確認し
てみます。


> 基本的に、「動作するのであれば」準仮想化の方が仮想化のオーバーヘッドが
> なくなる分、高速に動作します。

昔(8.04 LTS あたり)は起動ディスクに使えなかったような気がしていたの
で、あっさり起動できてちょっと驚いています。もっとも「vSphere 仮想マシン
管理ガイド」によれば Ubuntu ではサポートされないみたいですが。

余裕があれば、なにかベンチマークを探してどのくらいの差があるのか測ってみ
たいと思います。


ご丁寧に教えていただきありがとうございました。勉強になりました。

ところで、今回お教えいただいたようなことは本来はどこを読むべきだったので
しょうか。

> Description: Linux kernel image for virtual machines
>  This package will always depend on the latest kernel image available
>  for virtual machines.

apt-cache show でこれしか見つからなかったのですが、たぶん世の中には仮想
環境で Ubuntu Desktop を使用しようとして -virtual を入れた方が良いのか悩
む人がいるのではと思うのです。


-- 
荻野 充 (おぎの みつる) ... 「萩(はぎ)」にあらず
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