[ubuntu-jp:3096] Re: 日本語環境ヘルパ付き日本語メニュー解除

Jiro Matsuzawa matsuzawa.jr @ gmail.com
2010年 11月 2日 (火) 19:29:47 GMT


松澤です。

大海さん、
情報のご提供ありがとうございます。
おかげさまで、Shunsuke さんの抱えている日本語メニューの原因が分かりそうです。
これは、Shunsuke さんに確認を取らない限り推測の域を出ませんが、おそらく環境変数のLANGはen_US.utf8
(あるいはen_US) になっているが、LANGUAGEはja_JP:ja:en_US:en
などのように日本語の優先度が高くなっているのではないかと思います。

要するに、ログイン時に英語を選択するとLANGはenになるが、メニューのラベル等はLANGUAGEがLANGよりも優先されるので、LANGUAGEが設定されていた場合、LANGUAGEの設定が適用されるということです。

早く気づけば良かったのですが、私の環境では普段LANGUAGEを使わないのですっかり意識からこぼれていました。失礼しました。
一応、/usr/share/gettext/ABOUT-NLS でも改めて確認しましたが、
GNU `gettext' gives preference to `LANGUAGE' over `LANG' for the
purpose of message handling, (...略)
とはっきり書いてあります。

それで、私の環境でも ~/.profile に
export LANGUAGE='ja_JP:ja:en_US:en'
と設定し、ログイン時に英語を選択してログインすれば、現象は再現しました。

おそらく、Shunsuke さんの環境でも .profile なり .bashrc
なり使用されているシェルが読み込む初期殺低ファイルのいずれかにLANGUAGE変数の設定がされているのではないかと思います。一度ご確認願います。
(デフォルトではLANGUAGEは設定されていないと思いますので、ひょっとしたら「日本語ヘルパ」というものがその設定をしたのかもしれません)。
差し支えなければ、ログイン後に、メニューの
[アプリケーション (Applications)] -> [アクセサリ (Accessories)] -> [端末 (Terminal)]
から、端末を起動し、
% locale
% echo $LANGUAGE
を実行し、その結果を教えてください。
とくに、大海さんの手順(gnome-language-selector)で言語の設定をする場合、その前後で上記コマンドを入力し、その差分を確認すると原因と特定が進むと思います。
ちなみにgnome-language-selectorを使った大海さんの手順では .profile に
指定した優先度でLANGUAGEが設定され、[テキスト(Text)」のタブから言語を選択した場合、LANGが設定されます。

で、事象が上記の通りだったと仮定して、バグかどうかですが、バグとは言いづらいような気がします。
あえていちゃもんをつけるとしたら、GDMのログイン時に選択したロケールの優先度がなんでLANGUAGEに高く設定されないんだ、といったところでしょうか。GNOME側にも何かしらの意図があってのことだとは思いますが、設定によっては今回のように混乱のもとですよね。

-- 
Jiro Matsuzawa


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