[ubuntu-jp:1485] Re: 翻訳

Mitsuya Shibata mty.shibata @ gmail.com
2009年 1月 14日 (水) 03:11:03 GMT


山田様、

2009/01/14 11:36 ymd08 <naturelvky @ ab.auone-net.jp>:
> 1.Usage: %s [OPTIONS] FILE [...]
> の文で[ ]内は訳すのですか、そのままで良いのですか。

コマンドの説明における[ ]は、「設定として使用できるが必須ではない」
ことを表します。よって、訳すかどうかは[ ]の中身次第です。
例えば、"[OPTIONS]"ですと「この中に何らかのオプションが入りますよ」
ってことなので、"[オプション]"と翻訳することもできます。
"[-f FILE]"ですと、"-f"はオプションとしてそのまま使う必要があるので、
訳すことはできません。それ以外にも訳せるところと、訳せない
ところが混在している可能性がありますので、[ ]の中だからといって、
一概に訳すかどうかは言えないと思います。


>  2. -f, --force    change permissions to allow writing if necessary
>  -n, --iterations=N  Overwrite N times instead of the default (%d)
>      --random-source=FILE  get random bytes from FILE (default
> /dev/urandom)
>  -s, --size=N   shred this many bytes (suffixes like K, M, G accepted)
>
> の文で、説明文にあるFILE (default /dev/urandom)は訳しますか? ()内はそのま
> まで良いですか。

この場合"FILE"は「ここはファイル名に置き換えてください」
という意味になりますので、訳すことができます(訳さないという
ポリシーもあるみたいです?)。
"/dev/urandom"は実際のファイル名そのものなので訳せません。


> 3.%s: fdatasync failed
> の場合fdatasyncはそのままでよいですか?

"fdatasync"はプログラムの関数なので、そのままにしておく必要があります。


> 4.訳す時に順番を変えるとまずいものは、%の付いたものだけでしょうか。これ以
> 外に入力記号、内容があれば教えて下さい。

そのソフトウェアが使っているプログラミング言語次第かと思われます。
基本的な指針として、アルファベット以外の数字や記号で始まっている単語や、
記号が含まれる単語がある場合は、実際にアプリケーション上でその単語を
出力させてみて、ただの英単語かその言語特有の特殊な言い回しかを調べると
良いでしょう。

例えば2であげられた単語であれば、まずその単語を実際に出力させる方法を調べます。
coreutilsパッケージであることと、単語が含まれるファイル名からshredコマンドの
何かであること、さらにオプションの説明文であることからヘルプメッセージである
ことが推測できますので、端末上で
shred --help
と実行すると、その単語が実際にどのように出力されるかを確認することができます。


-- 
柴田 充也
mty.shibata @ gmail.com



ubuntu-jp メーリングリストの案内