[ubuntu-jp:1264] Re: Atom dual core 苦難の末にインストール成功

[中川和俊]

 Hasegawa様、丁寧な回答ありがとうございました。中川です。

　DualCoreAtomにはひとつにＣＰＵのケーシングに二つのＣＰＵが乗っかってい
るということなのです。
　ハイパースレッディングはひとつのＣＰＵ（コア）で二つ分のＣＰＵの処理数
をプログラム的に増やして行っているもので、擬似的に二つのＣＰＵの振る舞い
のように近づけているものなのです。実際に二つのＣＰＵを動かすものと比べる
とやはり違いが出るものなのですが、ＯＳからは二つがマザーボードに乗っかっ
ているように見えるようになっているのです。

　ですから、実際にAtom330に物理的にはＣＰＵは２個しかのっかっていないの
です。Core2Quadは実際にＣＰＵが４つ乗っかっていますので、 Atom330と同じ
ようにOSからは４つのＣＰＵとして見えるのですが、構造は違うのですね。

　ここら辺、とてもややこしいですね（笑）

　Wikipediaからです。
ハイパースレッディングテクノロジー
http: //ja.wikipedia.org/wiki/ハイパースレッディング・テクノロジー



PentiumD
http://ja.wikipedia.org/wiki/Pentium_D



引用部です。

> 従来のNetBurst系までのIntelのCPUバスは2個のCPUで共有する形態であるた
> め、2個のCPUコアを1個のパッケージに収めるだけでデュアルコアCPUとして流
> 用できる。このことは、デュアルコアCPUの完成・発売を急いでいたIntelに
> とって不幸中の幸いだったと言える。



http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0925/tawada152.htm　　　



ここの一番初めの写真を見てください。この写真にあるようにひとつのパッケー
ジにふたつ乗っかっているのが見えるでしょう。これがＣＰＵコアです。
Atom330ではそこに二つ見えるのが実コアであり、ＣＰＵは物理的に二つなのです。


> 2 個のCPUコアを1個のパッケージに収めるだけでデュアルコアCPUとして流用
> できる。
上記引用部はPentiumDまでのデュアルコアのことであったのですね。Atom330と
同じように黒いのが二つ乗っかっている形です。


その次のCoreDuoから(現Core2Duoに至るまで）IntelのデュアルコアＣＰＵは二
つのＣＰＵを１個のコアにまとめられて、ひとつのＣＰＵパッケージに載せられ
るようになったのです
上記引用部をまねて形を変えて言うと、

２個のＣＰＵコアを１個コアにまとめて、そしてパッケージに収められた形で
デュアルコアＣＰＵとなっている。

となります。
CoreDuoと、Core2DuoはシングルコアＣＰＵと一見同じに見えるわけなのです。
写真のように明らかに黒いのが二つに分かれた方とはしていないのですね。黒い
のがひつとなのです。


ですからAtom330に用いられている方式のデュアルコア方式はPentiumD世代の構
造にまで戻っているのですね。回帰しているのです。


Core2Quad は先の例の写真のひとつの黒いのに（ＣＰＵコアに）見えるところ
に、実際には内部に二つのＣＰＵが入っている形になります。
つまり上記引用文をまねれば

２個のCore2Duoコアを１個のパッケージに収めるだけでクアッドコアＣＰＵとし
て流用できる。

という感じになるのですね。
ですから、ＣＰＵを剥いて写真のような状態にして見れば、同じように二つの黒
いのが乗っかっているようになっているのですが、
実際には４つのＣＰＵが乗っかっているのです。



どうでしょう？わかり易くなりましたか？頑張ってみました。

Hasegawa様、なるほどです。安くそこそこの性能が出せるのがD945GCLF2ですも
のね。
D945GCLFの方を買っていた僕としては、羨ましいです（笑）。GigabitLANも標準
で付いていますしねぇ。いいなぁ。




Akio Hasegawa, MD さんは書きました:
> 中川さん、大槻さん、ありがとうございます。
>
> 素人には理解が難しくなってきましたが、
>
> 物理的にDual-core Atomには実際CPUが4個あるので
> しょうか？　あるいは、物理的にはCPUは2個しか
> ないのであるがOSのソフト的な扱いで
> （ハイパースレッディング？）4個機能している
> ように設計されているということですか？
>
> 中川和俊 さんは書きました:
>   
>> 　あ、えと、すみません、中川です。もうちょっとわかり易くした方が良いかも
>> しれませんね。（以下略）
>>
>>     
>
>