[ubuntu-jp:4598] Re: Ubuntu 13.10 日本語Remix リリース候補版2

Fumihito YOSHIDA hito @ ubuntu.com
2013年 11月 3日 (日) 18:15:59 UTC


> UEFI優先/SecureBoot Ready(CSMはロードされているもののUEFI優先かつ、
> SecureBoot対応だが有効にはしてない環境)な環境にインストールしようと
> して、以下のバグ報告と同じ現象に遭遇しました。
> https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/grub2-signed/+bug/1215549
>
> エラーダイアログが示すメッセージは以下です。
> “'grub-efi-amd64-signed'パッケージを/target/にインストールするのに失敗しました。
> GRUBブートローダなしでは、インストールしたシステムは起動しません。"

その後調べたところ、この現象はインターネット接続がない場合に限って再現
することが分かりました。本家版は同じ条件でも問題ないです。

> きわめてラフな試験ですが、差分(とくに/pool)をコピって再挑戦してみます
> (ひどい)。

で、↑の方針で試行錯誤して、
- /pool
- /dist
- /.disk/base_installable
- /.disk/cd_type
の4つ(2ディレクトリ2ファイル)を本家版からコピーすることで、上記の問題を
回避できることを確認しました。要するに、d-i的に、dpkgの入ったメディアだと
認識させてやればOKです。
https://wiki.debian.org/DebianInstaller/Modify/CD

# 先に載せたdirの結果はUSB Creator経由で作った場合とddで作った場合も
# あってめちゃくちゃ違っていましたが、この問題についてはこの4つが決定的な
# 差でした。

次のようなメカニズムでした。

 ・64bit+UEFIの場合、Ubiquityが最後のフェーズにapt-get install相当で
  grub2パッケージを導入している。13.04/12.04.3ではおそらくSecure Boot
  認識時のみ、13.10では常に実行。
 ・この処理をCDだけで完結できるように、インストールISOは、最低限必要な
  パッケージの入ったCDとしても振る舞うようになっている。
 ・しかしubuntu-defaults-builderは/pool, /distほかを作らない。
  結果として、この処理をインターネット接続なしで実行するとコケる。
 ・これまでも同条件ではコケていたハズだが、13.10でSecure Bootの有無
  問わずこの処理を走らせるようになったので顕在化した。

インターネット接続ができれば回避できるものの、rc3に突入した方が良いかなぁ、
という感触です。

あと、UbiquityのフォントがTakaoじゃないことがある(microheiあたりのCJ汎用
フォントでしんにょうその他が繁体字のもの……に、なることがある? 常になる?)
気がするのですが、これは条件の確認が汚れていて、再現性の有無のレベルで
わかっていません(たぶん環境変数の問題で、再現してるやつとしてないやつで
/proc/<pid>/environあたりを眺めれば分かる気がする)。



More information about the ubuntu-jp mailing list