[ubuntu-jp:3703] linux-image-virtual と -server, -generic

Mitsuru Ogino ogino @ verama.net
2011年 7月 16日 (土) 01:18:03 UTC


荻野と申します。たびたびお世話になっております。

仮想マシン上での Ubuntu の使用について、いくつか疑問があります。どこか
に書いてありそうですが見つけられないので教えていただけないでしょうか。


VMware ESXi 4.0 上で、Ubuntu Server 10.04 LTS amd64 を使用しています。
すると linux-image-server がインストールされていますが、特に不都合を感
じたことはありません。

が、ふと linux-image-virtual というパッケージがあることに気が付き、これ
を入れて再起動しても問題なく起動しているようですが違いが判らないでいま
す。(起動が速いか、という気はしますが気のせいかも)


1. virtual machine とは何でしょう

linux-image-virtual の説明には、

  This package will always depend on the latest kernel image available
  for virtual machines.

とありますが、そもそも virtual machine と言っても VMware ESX/ESXi,
VMware Player, Xen, KVM, VirtualPC, 等々いろいろあるわけですが、そのあ
たりは気にする必要はないのでしょうか。


2. -virtual のメリット

linux-image-virtual を入れるメリットというか、他の linux-image との違い
は何でしょうか。


3. -virtual と -server/-generic との関係

一方、linux-image-server 以外に linux-image-generic というのもあります。
私は使ったことがありませんが、Desktop 用だと認識しています。amd64 の場
合はマルチメディア系ドライバとかが違うのでしょうか。ここも良くわかって
いませんが、linux-image-virtual というのが、-server のカスタマイズ版な
のか、-generic のカスタマイズ版なのか、そもそもカスタマイズ版というよう
なものではないのか、ということもわからないでおります。

ただ、10.04.2 インストール直後 linux-image-2.6.32-28-server が入ってい
る状態で、apt-get install linux-image-virtual を実行すると、
linux-image-2.6.32-33-virtual が入りますが、この状態で再起動すると、
uname -a で 2.6.32-33-server と表示されます。これは -virtual が
-server 相当という意味なのでしょうか。

3:~$ dpkg -l linux-image\*
Desired=Unknown/Install/Remove/Purge/Hold
| Status=Not/Inst/Cfg-files/Unpacked/Failed-cfg/Half-inst/trig-aWait/Trig-pend
|/ Err?=(none)/Reinst-required (Status,Err: uppercase=bad)
||/ 名前                   バージョン          説明
+++-========================-========================-================================================================
un  linux-image              <なし>                 (説明 (description) がありません)
un  linux-image-2.6          <なし>                 (説明 (description) がありません)
ii  linux-image-2.6.32-28-se 2.6.32-28.55             Linux kernel image for version 2.6.32 on x86_64
un  linux-image-2.6.32-33-ge <なし>                 (説明 (description) がありません)
un  linux-image-2.6.32-33-se <なし>                 (説明 (description) がありません)
ii  linux-image-2.6.32-33-vi 2.6.32-33.70             Linux kernel image for version 2.6.32 on x86/x86_64
ii  linux-image-server       2.6.32.28.32             Linux kernel image on Server Equipment.
ii  linux-image-virtual      2.6.32.33.39             Linux kernel image for virtual machines

$ uname -a
Linux ns3 2.6.32-33-server #70-Ubuntu SMP Thu Jul 7 22:28:30 UTC 2011 x86_64 GNU/Linux


4. 仮想マシンの「ハードウェア」との関係

-virtual のメリットとも関係するかもしれませんが、VMware ESXi だと、特に
NIC と SCSI コントローラについて、仮想ハードウェアの種類を選択できます。

NIC だと E1000、VMXNET2、VMXNET3 から選択でき、パフォーマンス的には
VMXNET3 が良いようですが、-server でも -virtual でも認識できています。
(また VMware Tools 導入時にもドライバがコンパイルされているように見え
ます)

SCSI コントローラだと、

・BusLogic (このゲストOSには非推奨)
・LSI Logic
・LSI Logic SAS
・VMware 準仮想化

が選択でき、仮想マシン作成時に Ubuntu (64bit) では LSI Logic がデフォル
トで指定されますが、-virtual / -server では VMware 準仮想化でも
vmw_pvscsi モジュールのおかげか、認識できるようです。

# 昔は VMware Tools の導入抜きではできなかった気がするのですが…

たとえば -virtual なら VMware 準仮想化が有利とか、そういうことがあるの
でしょうか。それとも -server でもどちらでも準仮想化の方が良いのでしょう
か。


質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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荻野 充 (おぎの みつる) ... 「萩(はぎ)」にあらず
Key fingerprint = 7F26 5414 1805 F31B 1617  10B7 C117 07AE 1691 9BD1



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