[ubuntu-jp:2086] #ubuntu-jp IRC Meeting digest 2009-09-08
hito
hitoht @ gmail.com
2009年 9月 15日 (火) 15:40:37 BST
9/8(火)の22:00~#ubuntu-jpで行われたIRCミーティングのdigestです。
次回ミーティングは 2009/09/15(火)の22:00から行います。
※先週分です。
=== 前回9/1のアクションアイテム ===
* 議題の書き方をテンプレートとして定義する(hito)
* -> まだ
* www.ubuntulinux.jpにFeedのたぐいをつける(jkbys)
* -> まだ
* フォーラムのCSSを書き直す(pores_n)
* -> まだ
* Karmicの翻訳の優先順位付け(see [:/20090826])(shibata)
* -> まだ
* 翻訳における「ちょっとした質問」が出来る場所を検討する(see [:/20090826])(shibata)
* -> まだ
* 「何から翻訳すればいいのか」の導入(see [:/20090826])(shibata)
* -> まだ
* Japanese Team Member選任のプロセスのたたき台(hito)
* draft done. -> https://wiki.ubuntulinux.jp/JapaneseTeamMember
* たたき台を元にした議論は次回回し
=== イベント参加 ===
* OSC Tokyo
* wiki上にページを作成して、最低限の必要事項をまとめる(hito)
=== Jauntyのlanguage-pack ===
* proposedに来ているテスト版のQA(kuromabo,hito)
* see https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-translators/2009-August/002671.html
=== Karmicの開発 ===
( https://wiki.ubuntulinux.jp/Develop/Karmic )
* 翻訳関連Call for Review
* Disk Utilityのレビュー(shibata)
* https://translations.launchpad.net/ubuntu/karmic/+source/gnome-disk-utility/+pots/gnome-disk-utility/ja/+translate
* 今週末にレビューを行います。優先的に対応してほしいパッケージがあったら
https://wiki.ubuntulinux.jp/Develop/Karmic に記載してください。
=== フォーラムの運用 ===
* 運用上の想定:問題行動を明示的に指摘し、改善をもとめること陰性感情を招く可能性が高いため、管理者・モデレータのみが行う。
* ただし、参加者レベルで「たしなめる」分には問題ない。
* (阻害要素1) 日本の教育・生育課程では、そうしたスキルや経験を身につける場がない。
* 相手のレベルを考慮せずに「たしなめ」ても効果が薄いが、効果が薄いことをもって「指摘の無視」と捉える ->
相手に伝えようと過激な行動にでる -> 規約違反だが、自分は正義なので規約違反しても構わない、という認識が生じる。
* 価値観の衝突が発生した場合にも同様の問題が生じる。
* (阻害要素2)本来はCoCは価値観の衝突を前提に、許容できる最低限のコミュニケーションを保護するためのルールだが、「あえて無視する」行動に対しては機能しきっていない。
* 本来はこうしたトラブルを乗り越えるためのCoCだが、遵守されなければ効果がない。
* CoCを守ってほしい、という呼びかけも機能していない。
* 陰性感情に基づく行動(皮肉や悪罵や人格否定)を行わないという利用規約となっているが、それを遵守できないユーザーが現実として存在する。
* 結果、「皮肉混じりにたしなめる」「陰性感情と取られる形での指摘」など、不快行動が頻発している(副作用として、「やんわりと」指摘しても無駄だったケースで不快行動が行われるため、規約・マナー遵守の方針が形骸化し、それ以外の場所でも不快行動が生じるようになっている)。
* e.g.
* 相手の過去の問題行動を指摘し続け、改善がないことを責め立てる
* しかも具体的な行動計画ではなく、「行動に問題がある」ことしか指摘していないので、指摘された側としては改善のしようがない。
* むやみに馴れ馴れしい
* 語尾に「w」が付いている
* 相手のスキルを無視して操作を案内する
* (阻害要素3) さらに、報復の連鎖が発生し、指摘された側も問題行動を取り始める。
* 現在の問題の主な構造は以下。
* 問題1: 指摘を無視された(と感じた)「被害者」の加害者化
* -> 不快な行動を伴う指摘をしている人がいる状態では、管理者・モデレータが介入できない、という新たな問題が生じる。
* (阻害要素4)無法な「たしなめ」が行われている状況では、管理者・モデレータが問題行動を指摘すると私刑にしかならない。
* 管理者・モデレータによる指摘と同じ内容を繰り返し指摘する行動を促進する(「尻馬に乗る」)。
* -> 私刑状態が発生するのが望ましくない。
* (阻害要素4の結果)対話チャネルが開けず、意図して問題行動を取っているかが確定できず、かつ問題行動の改善も促せない。
* -> 「そもそもの問題行動を起こした人」の行動は改善されない可能性が高い。
* 「やんわりと」指摘する・管理者への報告を使うことではなく、強硬な指摘に対する報酬系が機能してしまうため、状況が悪化する方向に機能するおそれがある。
* 「たしなめる」「指摘する」側に明確なCoC違反が含まれるため、優先してそちらに対処せざるを得ない。
* が、「たしなめる」「指摘する」側は自分の正当性を行動の根拠にしているため、不満が溜まる。
* もぐらたたき(場当たり)的対処にも見えるため、やはり不満が溜まる。
* 結果、「たしなめる」「指摘する」行動が激化。
* 現状では最低限、明確な規約違反を除去するアプローチを取っているが、「指摘する」側の不満が溜まっていく一方。
* さらに行動が激化し、規約についての罵倒にまで発展している。
* -> 最初にそこを除去せざるを得ない。
* 管理者側で行っている削除プロセスを開示する?
* それでも読まない人は徹底して読まない(読んでも守らない)可能性は高い。
* CoCを遵守しない状態では効果が薄い。
* 「削除の経緯が不明瞭なので従いたくない」という意見は妥当と言えば妥当だが、問題構造としては別軸の話なので、実は反論としては成立していない。
* 不明瞭であることは望ましくないので、何らかの形で公開可能にはしておきたい。
* これは、行動が場当たり的に見えるという問題への対処としても機能する。
* 日本では「問題の指摘」が人格否定として受け取られるケースもあるので、全数を公開するのも妥当とは言い難い。
* 要するに「さらしあげ」に見える。
* 客観的には人格否定ではないが、指摘された当事者にとっては受容しがたい意見として認識される。
* 結果、問題行動の改善を促す効果は非常に低い。一時的な改善が見られる場合でも、中長期的には元の状態に戻る。
* 現状の「管理者が削除しました」系の削除方式も、現実的には人格否定ととられる恐れを含んでいる。
* やむを得ないので緊急避難的に実施しているが、最終的には削除不要にしたい。
* 問題2: そもそもの問題行動を取る人への対処が不可能になる。
* 問題1により、不快な行動を繰り返す人を管理者・モデレータや有志で補正していくプロセスに移れない。
* プロセスが攻撃の一環として認識され、他の参加者による私刑を誘発する。
* さらに、管理者が問題1で加害者化したユーザーの行動を制限せざるをえないため、結果として「攻撃から保護された」という認識を生み、不要な報酬系が構築される。
* 結果、「指摘を受ける -> とにかく謝罪すればOK」というパターンを反復強化する状態を形成することになる。
* 現状ですでに回避的傾向が見られる。
* 以上の要約:『自覚的な規約違反をする人たちを最初に何とかしないと、自覚なく問題行動を取る人との対話に移れず悪循環なのだが、悪循環によって処置が遅れることそのものが批判的なユーザーの規約違反を呼ぶという二重の悪循環』
* 整理
* 1. 価値観の衝突(特異性を伴った参加者の行動に対して感情的な反発が発生する)
* 2. 衝突の解決が行われないことへの不満(衝突に伴う感情的な反発 -> 明確な規約違反・規約の破壊活動が行われる ->
その状況そのものへの不満が溜まる)
* 3. 不満に伴う暴発(衝突に伴う感情的な反発 -> 明確な規約違反・規約の破壊活動が行われる)
* 4. 暴発のシステムレベルでの制圧に対する不満(規約違反・規約の破壊活動が生じる -> そうした行動「のみ」を除去 ->
衝突の原因になった人が「処置」されないことへの不満)
* 5. 1~4が繰り返し再発し続けるため、1 を改善するための会話チャネルが形成しえない状態が続く。
* これを踏まえてどう対処するべき?
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http://logs.ubuntu-eu.org/freenode/2009/09/08/%23ubuntu-jp.html
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IRCミーティングの詳細、ならびにオリジナルのログは
https://wiki.ubuntulinux.jp/IRCMeeting を参照してください。
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