[ubuntu-jp:2109] Re: Fwd: [opensuse-ja] [FYI] Japan Linux Conference 2009 で openSUSE の BoF を開催します

Hideki Yamane henrich @ debian.or.jp
2009年 10月 3日 (土) 17:22:42 BST


 やまねです。

 えーと機械翻訳なんですが多少参照にするのはありでも、そのまま
 使うと利用規約違反になるのがあるはずですのでご注意を。

 ex) http://www.excite.co.jp/world/agreement/
> エキサイト株式会社(以下、当社と言います)は、利用者の個人的かつ私的な翻訳
> 作業の省力化のために本翻訳サービス(以下「本サービス」といいます)を提供
> するものであり、利用者は当該私的利用の範囲を超えて、例えば営利目的のために
> 翻訳結果を利用したり、当社ウェブページ翻訳の機能を使って利用者のホームページ
> を自動翻訳するなど、本サービスによる翻訳結果を公表、引用、改変等により使用
> することはできません。

 難しく考えると「営利目的に転用できないコンテンツ」になっちゃいますね。
 まぁ、その訳がそのライセンスと合致してれば良いのですが。

 一応こんなのもあるよ、というのは頭の隅っこにでも。

 
 あ、でもどこか OSC とかで各所のやり方実演とか見れるとうれしいかも :-)


On Sun, 4 Oct 2009 00:01:27 +0900
a fuji <afujihara at gmail.com> wrote:

> 松本さん,
> 
> afujiharaです。補足説明をありがとうございます。
> 返事が遅くなってしまってすみません。
> 
> 
> 2009/10/1 Satoru Matsumoto <helios_reds at gmx.net>
> 
> > (中略)
> > a fuji さんは書きました:
> >
> > > 2. 文章の完成度が高くなくても良いので、機械翻訳に少し手を加えた翻
> > > 訳でも良いのでは?
> > > → 翻訳の労力を下げることができる。結果的に速報性が大事なニュース
> > > をいち早く伝えることができる。
> >
> > これはですね、その場にいた方から「最近は翻訳エンジンの精度が上がってきて
> > るんで、結構機械訳でも『読める』文になったりしますよ」という話が出たんで
> > すね。…そう言われてみると、確かに最近試してみたことってないなぁ、と。
> >
> >
> 議論から脱線してしまいますが,私も以前,Google翻訳やExcite翻訳を使って英語
> ニュースサイトの翻訳をさせてみたことがあります。確かに結構読めました。
> 個人的には,ExciteよりGoogleの方が翻訳の完成度が高いような気がしています
> (翻訳させる記事に依存するかもしれませんが)。
> 
> 
> 
> > 「It's better than nothing.」と考えれば、いよいよ大変な時はオプションの
> > 一つとして考えてもいいかもね、と思うんですが、たぶんここで関係してくるの
> > が「何のために Weekly News を日本語訳しているんだろう?」ということなん
> > だと思うのです。
> >
> > 「読者にいち早くニュースを伝える」- もちろん、これが根本的な目的なんで
> > しょうが - ということから考えれば、何はともあれなるべく早くリリースでき
> > るにこしたことはないわけで、そのために役立つなら翻訳ソフトウェアに頼るの
> > もアリかもね、という考えは成り立つと思います。
> >
> > でも、私の場合、それに加えて「携わってくれる人にとっても楽しく、やりがい
> > があって、何らかのプラスになる」ってことも考えたいと欲張りになってしまう
> > わけです。
> >
> >
> これについては「はっ」とさせられました。お恥ずかしながら,最近の私は
> 翻訳作業をあまり楽しめていないことに気がつきました。作業量が膨大なのに圧倒
> されて,楽しむという余裕がなかったのではないかと反省しています。。。
> 
> 
> 
> > > 特に、「閾値を下げても新しい人は来ない」という意見はとても考えさ
> > > せられました。
> >
> > これにも関係してくるんですが、仮に翻訳ソフトを使って訳してしまうのもア
> > リ、とした場合、作業そのものはとても簡単なものとなります。原文をコピって
> > 貼り付け、[翻訳]をクリック、出力された訳文をまた C & P すればいっちょ上
> > がり…。
> >
> >
> これで敷居そのものはずいぶん下がります。誰にでもできる作業ですよね。で
> > も、こんなことを手伝ってほしいと呼びかけるのって、私には気が進まない。て
> > いうか、そんな作業を手伝いたいって思うような人が出てくるとは到底思えな
> > い。だって、つまらないじゃないですか、それじゃあ。
> >
> >
> 恐らく現在の翻訳ソフトのレベルではC&Pで完成というわけにはいかず,人間に
> よる査読が必要不可欠になるでしょうが,確かにC&Pで作った日本語訳を査読して
> 完成させたとしても,翻訳の面白さや達成感は半減してしまうかもしれません。
> 
> 
> 
> > UWN の翻訳作業がどう進められているのかは存じ上げませんが、
> 
> 
> 参考の為に,UWNの翻訳作業手順について簡単に説明させてください。
> 
> UWNの翻訳作業は基本的に全てubuntu wiki (https://wiki.ubuntu.com) 上で行われます。
> まず最初に,wiki上に日本語版テンプレートを貼り付け,その中に英語版のサイトから
> 英文を取り込んできて,フォーマットを作ります。フォーマットが完成したら,翻訳
> 作業に入ります。基本的にwikiのアカウントを持っていれば,「編集」リンクをクリック
> することで誰でも翻訳を行うことができるようになっています。
> (具体的には,現在翻訳中のサイト
> https://wiki.ubuntu.com/UbuntuWeeklyNewsletter/Issue158/JP
> を参考にしてください。)
> #厳密には,翻訳作業を行う人はまず最初にUWN-JPの翻訳チームに入る必要が
> #ありますが。
> 
> 現在は,翻訳チームのメンバー各自が時間がある時に非同期的に翻訳作業を進めています。
> 翻訳内容に関するコミュニケーションは,
> 「(訳注:〜は〜と訳すとよいですか?コメント求む。)」などのように書くことで,
> 全てwiki上で行っています。
> 
> 全文の翻訳が終わったら査読段階に入ります。各自が翻訳文をチェックして,
> 互いにコメントし合ったり,誤植の訂正などを行います。この作業が一通り収束したら,
> ubuntu-jpメーリングリストにアナウンスされ,リリースされます。
> 
> 以上がUWN翻訳の全作業工程になります。
> 
> 
> 
> > OWN の方では
> > Gobby というコラボレーション用のエディタを使ってたりします。このツール、
> > いくつか弱点もあるんですが、複数の人間がリアルタイムで同時に同じテキスト
> > をいじれるし、チャット機能も付属しているんで、どう訳していこうかみんなで
> > 相談しながらワイワイやるのに向いてたりします。
> 
> OWN の翻訳も実際手を動かしてくれているのは極々少数なんですが、たまにみん
> > ながその Gobby セッション上に集まることがあって、そんな時はとても楽し
> > かったりします。
> > 「ここ、まったく意味が取れないんだけど…」
> > 「それって、こういう意味じゃない?」
> > …なんてやりとりしながら進めていくのって、一人で黙々と翻訳を進めていくの
> > とはまた別の楽しみがあると思うんですよね、しかも、一人でやっているより確
> > 実に勉強になる。
> >
> >
> Gobbyというソフトウェアを知らなかったので,調べてみました。
> http://gobby.0x539.de/trac/
> screenshotを見ましたが,とても素敵なソフトですね。私も使ってみたく思いました。
> 
> 翻訳チームが一同に会して,チャットをやりながら翻訳作業を一気に進めていく。
> 想像するだけでも楽しそうです。
> 
> 上記のUWN翻訳作業工程からお分かりのように,これまでのUWN翻訳は同期的な
> コミュニケーション手段が一切なく,全て非同期的に行われています。翻訳作業に
> チャットのような同期的なコミュニケーション・ツールが全く使用されていないのは,
> 翻訳者間のコミュニケーション不足の大きな原因になっているかもしれません。
> これはubuntu翻訳チーム全般に対する今後の大きな課題になると思います。今度,
> ubuntu japanese teamのIRCミーティングにおいて,翻訳時における同期的な
> コミュニケーション手段の導入について議論してみたいと思いました。
> 
> コミュニティー間の交流はとても大事なことなのだと,改めて知りました。
> とても勉強になりました。ありがとうございます。
> 
> #そういえば,ubuntu自体の翻訳も(これはwiki上でなくlaunchpad上
>https://translations.launchpad.net/ubuntu/karmic/+lang/ja/ で行われていますが,)
> #チャット等による同期的なコミュニケーションがありません。先日,同様な問題が
> #japanese team内からも上がっていたような気がします。タイミングとしては
> #ちょうど良いのかもしれません。
> 
> 
> 
> > 「そんな暇があるくらいなら、一つでも記事の翻訳を進めたい」ってことになっ
> > てしまうかもしれませんが、もしよろしかったら一度、OWN の翻訳を進めている
> > Gobby にも遊びに来てみてください。
> >
> > # DM いただければ、接続情報とかお知らせいたします。
> >
> >
> 今後の参考の為に,ぜひ参加させてください。後ほど改めてメールを送らせて
> いただきます。よろしくお願い致します。
> 
> 
> 
> > > それならば沢山の人に来てもらえるにはどうしたら良いのか?について
> > > は分かりませんが、ubuntuが今より魅力的で面白くなれば、次第にユー
> > > ザーが増えていき、そのうちubuntuに翻訳で貢献したい人も徐々に増え
> > > ていくのかもしれません。
> >
> > このへんはどこのコミュニティについても共通する課題でしょうから、情報や課
> > 題、苦労話や方法論など、共有できるものであれば是非ともどんどん共有してい
> > きましょう。それぞれのディストリビューションで切磋琢磨しつつも、その先に
> > 見据えるのは Linux や FOSS 全体がもっともっと魅力的になっていくこと…みた
> > いな感じでやっていけるといいですね。
> >
> >
> そうですね。ubuntuがどうのこうのという狭い視点でなく,オープンソース・
> コミュニティー全体が盛り上がっていくような広い視点で,様々な方々と情報共有
> しながら,自分にできる事を着実にやっていければ,と考えています。
> 
> とても参考になる意見をたくさん頂きまして,本当にありがとうございました。
> 今後とも,よろしくお願い致します。
> 
> 
> 
> > Have a lot of fun !
> >
> > --
> > _/_/     Satoru Matsumoto - openSUSE Member - Japan _/_/
> > _/_/  Marketing/Weekly News/openFATE Screening Team _/_/
> > _/_/ mail: helios_reds_at_gmx.net / irc: HeliosReds _/_/
> > _/_/         http://blog.geeko.jp/author/heliosreds _/_/
> >
> >
> 
> 
> -- 
> afujihara
> email: afujihara at gmail.com


-- 
Regards,

 Hideki Yamane     henrich @ debian.or.jp/iijmio-mail.jp
 http://wiki.debian.org/HidekiYamane



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