[ubuntu-jp:1083] Re: #ubuntu-jp IRC Meeting digest 2008-09-16

Mitsuya Shibata mty.shibata at gmail.com
Tue Sep 23 19:05:08 BST 2008


edryさんへ、

まず、自分の考えをまとめるのに時間がかかえるため、意見の一部
(前置きの前半部分)にしか返答できていないことをご容赦ください。

とても興味深い意見ありがとうございます。コミュニティに対する
不満は、なかなかこういう場で口に出せるものではありませんので、
コミュニティの一員としても大変参考になります。

2008/09/23 23:53 "edry(えどりぃ)" <go at edry.jp>:
> しかし、ある程度の理解をしたところで、私が活動したいと考えていた方針は、
> 日本チームの活動方針とは異なると気が付きました。私は貢献度を度外視した
> コミュニティーを思い描いていましたが、実態は貢献度を重視したものであり、
> 閉鎖的なものでした。

この部分の「貢献度を度外視したコミュニティ」というのがイメージできませんでした。

例えばパッケージの作成を例に出させていただきます。Ubuntuのリポジトリにある
パッケージは世界中で利用されています。もし、このパッケージを「貢献度を度外視して」
誰でも修正・アップロードできるとどうなるでしょう。皆が自分の都合だけで「修正」
したいことを勝手に適用していけば、あっという間に破綻してしまわないでしょうか。

そこで、パッケージの修正権限を持った人は、これまでの貢献や実績から
「パッケージについて十分な知識を持っている人」に限られています。
しかしながら修正の「提案」を行うことは誰でもできます。修正権限を持つ人々は、
各々の提案が、自分の知識と照らし合わせて適切かどうかを判断し、
決定を下していきます。提案を行うことや決定をくだすこと自体に提案者の
「これまでの実績」は関係ありません。

さらに、「提案」を行うこともまた「貢献」です。提案を繰り返していけば、
その提案内容から、元々権限を持った人は、「この人なら、任せても大丈夫だろう」
と判断できます。そして他の権限を持った人に、「これまで、これこれこういう
形で貢献してきてくれた人なので、能力知識ともに十分だと判断します」
と、紹介することができます。そしてまた一人、権限を持った人を増やすことが
できるのです。

もし、「貢献度を度外視する」となると、権限付与者の直感によって
権限を与えるかどうか判断するか、すべての人にすべての権限を与えることに
なるような気がします。それとも、何か別の(閉鎖的でない?)判断基準をもって、
さまざまな権限を与えるということになるのでしょうか。



> 私が当初 Ubuntu のコミュニティーに参加しようと思ったのは、自由な関係を
> 築けると考えていたからですが、継続していく意志を問われると難しいです。
> 今できる貢献を今するだけという感じなので、メンバーにはなれません。

あくまで私的な意見ですが、「今できる貢献を今する」というのは、
立派に「継続していく意志」だと思っています。これまで「貢献」を
続けてきた方なら、「継続性」は明かですしね。

また、メンバーになったあとに、個人的な事情で活動を続けられないということは、
十分に許容されると思います。実際、Ubuntuコミュニティにおいて、
重要な役割を担っている人でも、卒論のために半年ほど活動休止するとか、
引越し・転職・就職活動で音信不通になっていたとか、バケーションで
一ヶ月ほど反応できなかったとかありますし。

もし、この考えが間違っていないと「皆が」判断するのであれば、
条件のところの表現はもう少し緩い形に変えた方が良いかもしれませんね。


ミーティングの議事録提出後から始めましたが、結局ここまでしか書けませんでした。
後半についてもコメント(場合によっては反論や同調)したいのですが、
今週は時間が取れるかどうかわかりませんので、返信が遅くなるかもしれません。
その間に他の方からも意見があるとうれしいです。

-- 
柴田 充也
mty.shibata at gmail.com



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