[ubuntu-jp:6192] 【メモ】Ubuntu 19.04のgeditで日本語コード自動判別を有効にする

Terazono, Junya terakinizers @ yahoo.co.jp
2019年 8月 23日 (金) 10:03:22 UTC


Ubuntuの皆様

 寺薗です。
 最近わけあって自宅のUbuntuを19.04にアップデートしました。しかもクリーン
インストールを行い、設定も引き継がなかったため、いろいろ困ったことが起きま
した。1つ1つ解決しながら環境設定を今も実施中です。

 その中の1つで、geditが日本語の文字コードを自動認識しない(ために、特に
WindowsでシフトJISで作られたテキストファイルが文字化けされて表示される)と
いう問題がありました。これ、ネットでよく出ている情報が古いため、私もなかな
か解決できなかったのですが、結局それらの情報と組み合わせて解決できましたの
で、備忘録代わりにメーリングリストに流しておきます。

 基本的にはdconf-editorを使って、設定変更を行います。

(1) まずdconf editorをインストール
 私はSynaptic派なので、Synapticでインストールしました。
 aptという人はsudo apt install dconf-editorで大丈夫でしょう。

(2) dconfを開く
 アプリケーションメニューから「dconf」を探して開きます。

(3) フォルダーを下っていく
 org→gnome→gedit→preferences→encodingsへと降りていきます。

(4) candidate-encodingsをみつける

(5) Use default valueをOFFにする(デフォルト値は「空」です)。

(6) 下のCustom Value欄に以下を入力する。
 ['UTF-8', 'CURRENT', 'SHIFT_JIS', 'EUC-JP', 'ISO-2022-JP', 'UTF-16', 'ISO-8859-15']

 順序は任意です。ほかの文字コードが必要であれば、' 'で囲んで追加すればよ
いでしょう。

 以上で、geditで文字コード自動認識が働くようになります

 なお、ネット上でgeditの文字コード認識を検索すると、gsettingsコマンドを使用し、

gsettings set org.gnome.gedit.preferences.encodings auto-detected "['UTF-8','CURRENT','SHIFT_JIS','EUC-JP','ISO-2022-JP','UTF-16']" 

と入力するとよいという記述が見受けられますが、これは若干古いようです。
 上記を応用して、

gsettings set org.gnome.gedit.preferences.encodings candidate-encodings "['UTF-8','CURRENT','SHIFT_JIS','EUC-JP','ISO-2022-JP','UTF-16']" 

でもうまくいくかもしれません。

 お役に立ちましたら幸いです。

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                   寺薗 淳也 (Terazono, Junya) 
          terakinizers at yahoo.co.jp | http://www.terakin.com/



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