[ubuntu-jp:6190] "Ubuntu"の名前の由来
Hiroshi Kubo
hkubo @ ba2.so-net.ne.jp
2019年 8月 21日 (水) 08:01:52 UTC
"Ubuntu"名称の由来についてご存知の方がいましたら,教えてください。
・命名者は,南アフリカ出身のMark Shuttleworthさんのようです。
>日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
>Ubuntu
>うぶんとぅ
> 南アフリカ出身の実業家シャトルワースMark Shuttleworth(1973―
> )が、同じくLinuxディストリビューションであるDebian(デビアン)
>をベースに開発プロジェクトをスタートさせ、2004年に最初のバージョ
>ンが発表された。
https://kotobank.jp/word/Ubuntu-1181
・"ubuntu"なる言葉については,つぎの解説が見つかりました。
>「Ubuntu」という名前は、アフリカのズールー語で「他者への思いやり」
>を意味する。
https://dic.nicovideo.jp/a/ubuntu
・私の好奇心を刺激したのは次の雑誌記事です。
岩波書店発行の月刊誌「世界」の2019.09号の特集「アフリカ 『開発』
でも『援助』でもなく向き合う」を構成する5本の論文・ルポの中に次
があります。
〈資本主義再考の新たな道筋〉
アフリカらしさとは何か——ウブントゥという思想
フランシス・B・ニャムンジョ(ケープタウン大学)
訳=梅屋 潔(神戸大学,ケープタウン大学)
pp.184-196
この論文に解説を寄せているのは訳者の梅屋先生ですが,先生は「ウブ
ンドゥ」を解説する段落をつぎの一文で始めています。
>ウブンドゥは,フリーウェアのOSとしても有名だが,他者への思いやり
>を指す人生の本質的な行動規範である。
アフリカ出身者がソフトにつけた名前がアフリカの言語の一つ,ズールー
語の言葉であると知り,それがアフリカの重要な思想を意味する言葉で
もあると知り驚きました。この論文を一読し,特集記事の中心に据えら
れていることを確認し,好奇心がもたげてきた次第です。
ソフトそのものことではありません。ディストリビューションが,アフ
リカ社会の根本思想を意味する"Ubuntu"の名前でよばれることになった
由来についてです。ご存じの方がいましたら,教えてください。
---久保
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