[ubuntu-jp:5726] Re: #ubuntu-jp IRCミーティングの議事録 2017-03-04

[Mitsuya Shibata]

2017年3月11日 23:04 Naoki Matsumoto <nekomatu ＠ gmail.com>:
> OSC東京お疲れ様でした

おつかれさまでしたー。

> ubiquity-slideshow-ubuntu-mateはuniverseで、この範疇外で
> 優先度としては2番目のUbuntuフレーバーに該当するものと思います。
> http://packages.ubuntu.com/yakkety/ubiquity-slideshow-ubuntu-mate

バイナリパッケージとしてのu-s-ubuntu-mateはたしかにuniverseですが、
そのソースパッケージであるu-s-ubuntuはmainです。
パッケージによってはソースパッケージはmainではあるものの、
そこから生成される一部のバイナリパッケージをuniverseにすることがあります。

$ apt showsrc ubiquity-slideshow-ubuntu-mate
Package: ubiquity-slideshow-ubuntu
...
Directory: pool/main/u/ubiquity-slideshow-ubuntu

ソースパッケージがmainであるので、原則としてLaunchpadの
Ubuntuプロジェクト（https://translations.launchpad.net/ubuntu/）での
翻訳対象となります。よってu-s-ubuntu-mateもLP/ubuntuから翻訳可能です。

# 議事の「main云々」はソースパッケージレベルの話であるという認識です

>> スクレイピング対象外のパッケージがあるのであれば、まずはチェックすべきパッケージを
>> リストアップしていただけますでしょうか。
>>
>> # 今見る限り、ubiquity-slideshow-ubuntu-mateへのcontributeはないようです。
> ふと、今気づいたことなのですが、
> 2番目のUbuntuフレーバーに該当するパッケージなどはどのようにすればスクレイピングできそうでしょうかね？

これは、「ソースパッケージがmainでないパッケージ」に関する翻訳の話、
という理解で正しいでしょうか？

「ソースパッケージがmainでないパッケージ」は、原則としてLP/ubuntuにおける
翻訳対象とはなりません。個々のパッケージのプロジェクトの翻訳方法に依存します。
（LPを使っていたり、TransifexだったりWeblateだったり）
よって個々の翻訳ツールに依存する話になってしまうと考えています。

# 原則云々はfcitx-mozcのように、ちょっと事情が異なるパッケージもあるからです。

1例をあげるとUbuntu GNOMEフレーバーが使っているGNOME Shellは
ソースパッケージがuniverseですので、LanguagePackには含まれません。

$ apt showsrc gnome-shell
Package: gnome-shell
Binary: gnome-shell, gnome-shell-common, gnome-shell-dbg
...
Section: universe/gnome

$ dpkg -L language-pack-ja-base | grep gnome-shell
  => 見つからない
$ dpkg -L language-pack-gnome-ja-base | grep gnome-shell
  => 見つからない
$ dpkg -L gnome-shell-common | grep "ja.*mo"
/usr/share/locale/ja/LC_MESSAGES/gnome-shell.mo
  => パッケージから直接翻訳データを提供している
        http://packages.ubuntu.com/xenial/all/gnome-shell-common/filelist

つまりGNOME Shellのソースコードからmoファイルを生成している
ということになりますので、誰が翻訳したかを追跡するとなると、
そのソースコードを生成したプロジェクトに依存した方法が必要になります。

GNOMEならDamned Lieを見るということになりますね。
-- 
Mitsuya Shibata
mty.shibata ＠ gmail.com