[ubuntu-jp:1144] Re: 8.10にアップグレードで用紙設定文字化け

Naruhiko Ogasawara naruoga @ gmail.com
2008年 11月 2日 (日) 19:31:26 GMT


小笠原です。

Shunta Susuki さんは書きました:
> それがすべてubuntuに最初から入っている純正ドライバなのです。何も新規にド 
> ライバをインストールしていません。使っているのがEPSONのPM- 4000PXで、古 
> い機種なため標準ドライバで事足りるのです。

となるとドライバ自体は
(1) http://packages.ubuntu.com/ja/intrepid/cups-driver-gutenprint
で、モトになってるのは
(2) http://openprinting.org/show_printer.cgi?recnum=Epson-PM_4000PX
ですね。

自前でインストールしてみたら、確かに化けてますね。
つまり、アップデートのときに既存の PPD が化けたのではなくて、Intrepid の 
Gutenprint で PM 4000PX をインストールすると間違った PPD がインストール 
されるってことが問題なわけですね。

で、実はここから私の知識が怪しくなってくるんですけど。
現行の Linux の印刷システムでは、PPD そのものを提供する場合と、PPD の材 
料から PPD を自動生成する場合があります。
前者は PS プリンタの場合、後者はそれ以外。
それ以外のものは、foomatic-db というパッケージで XML データが供給され 
て、それを元に foomatic-db-engine と言うモジュールがインストール時に PPD 
   を生成する……てな流れになってる、と思います。

ところが、foomatic-db の当該プリンタのエントリにはロクな情報がないので、 
これでは PPD の生成なんてとてもできません。
そこで着目したのが gutenprint。あとはコイツしか残ってません。
もともと foomatic と gutenprint は仲良く一緒に作ってたみたいなので。
で、多分コイツが PPD を自動生成してるんだろうなと。
ということで Gutenprint のソース:
http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=1537
見たら……いましたよ。
src/cups/genppd.c なるファイルで Locale 指定してファイル生成してて、こい 
つが po/ja.po なるデータファイルを読んでいるらしい。
そこを見たら、見事に PPD に含まれる文字列がいました。

だから多分、Gutenprint が PPD 生成するとき、いっそのこと 
LanguageEncoding を None にしてくれれば OK だと思われるので、Gutenprint 
のフォーラムに報告しておきます (今は猛烈眠いので勘弁……)。


ではなんで Hardy は大丈夫なの? と言われると、実はよくわかってません。
会社に行けば Hardy の環境あるので、ちょっと調べてみます。
まさか Hardy は NLS off だったなんてことはないよね?


> 『システム』『システム管理』『印刷』の中にある『プリンタオプション』のタ 
> ブを開けると用紙サイズ設定メニューが出てくるのですが、そこの選択箇所が文 
> 字化けしています。

今回の原因だとたぶんどこでも文字化けしますね (^^;)


>> 私の環境でも後で試してみます。
>> 3.0 でも NG なら OOo のコミュニティに報告したほうがいいかもですね。
> 8.04環境下で印刷したところ、『ッ』は消えませんでした。

フォントは同じですか?
OpenType のバージョン違いかしら。

PS で吐いてみてちょっと見てみます。
GS バグってるだけかもしれないし。
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